トヨタ・日産・ホンダ、サプライヤー会合中止

新型肺炎対応、「情報交換の貴重な機会を失い不安だ」

  • 0
  • 0
日本自動車工業会の会長も務めるトヨタの豊田章男社長

ホンダが、複数の取引先部品メーカーが集まって開かれる会合を中止したことが分かった。部品メーカーによると新型肺炎の感染拡大リスクを考慮した措置だという。日産自動車も一部会合を中止する方針。トヨタ自動車も同様の会合の中止を決めた。部品メーカーにとっては、生産計画を策定するための情報を収集する重要な場。サプライヤーは「中止はやむを得ない判断」と声をそろえるが、「情報交換の貴重な機会を失い不安だ」(中堅部品メーカー首脳)と本音が漏れる。

ホンダは28日に予定していた購買方針説明会の中止を決めた。延期かどうかも含めて開催は未定だという。ホンダは4月に4輪事業の運営体制を刷新する。サプライヤーの関心は高く、「ホンダのどの部署が部品メーカーと接点を持ち、誰が担当になるのか確認したかった。これから個別に情報を入手していかないといけない」(ホンダと取引の多い部品メーカー幹部)と話す。

また日産の取引先で構成する協力団体「日翔会」は一部会合を見合わせる方針を決めた。3月半ばに日産幹部も参加する講演会を予定していたが中止する。

日産と取引の多い大手部品メーカー幹部は「会合を通じ日産の事業計画の実現性を推し量っていた部分がある」と残念がる。一方、3月下旬には日産による小規模な方針説明会を開催する予定。日産の会合は大きいもので約200社以上のサプライヤーが参加する。

トヨタも28日に予定していたサプライヤーミーティングの中止を決めた。

<関連記事>
電子部品メーカーの発注はどうなる?

日刊工業新聞2020年2月27日

キーワード

関連する記事はこちら

特集