そのマスク、感染予防になっている?注目される着用アドバイザー
山本光学(大阪府東大阪市、山本直之社長、06・6783・0232)の「マスクフィットアドバイザー(MFA)」が注目を集めている。MFAは製造や医療現場向け使い捨てマスクを、使用者が正しく装着できているか確認できる機器。これらのマスクは適切に着用しなければ防塵や感染症予防の効果が得られないが、息苦しさなどが原因で適切に着用されないケースが問題視されていた。
MFAはセンサーを顔とマスクの間に差し込み使用する。フィルター以外から空気の漏れ込みがないか確認できる。測定結果は「合わない」「合う」「ぴったり」の3段階で表示される。
経験の少ない作業者なども使用できるよう、測定時間は30秒と手軽にし、操作も簡単にできるよう工夫した。マスク着用者だけでなく、事業主が従業員の安全衛生管理をする際も役立つと期待される。山本光学は産業安全用保護具やスポーツサングラスなどを手がける。(東大阪)
日刊工業新聞2020年2月17日