モノクロフィルム復活、独自風合い根強い人気
富士フイルムは、モノクロフィルム「ネオパン100 アクロスII=写真」を22日に発売する。35ミリメートルサイズとブローニーサイズの2種類で、想定価格は各950円(消費税抜き)前後。モノクロフィルムは独自の風合いで根強い人気がある。当初は国内のみで販売するが、海外での販売も検討している。
富士フイルムは2018年秋にモノクロフィルムの販売を終了。販売継続を望む声が多かったことから、原材料の研究・開発や製造プロセスを見直して6月に「ネオパン100 アクロスII」を開発した。
独自技術により、感度ISO100のモノクロフィルムとして世界最高水準の粒状性を実現した。従来製品と比べて、ハイライト部の階調をメリハリのある設計にしている。
日刊工業新聞2019年11月15日