サッポロが効果実証、レモンが顔のむくみを軽減する

健康食品の商品化視野

 サッポロホールディングスはレモンに含まれるポリフェノールの一つ、酵素処理ヘスペリジンが顔のむくみを軽減する健康効果があることを国内で初めて臨床試験で実証した。ヘスペリジンを含む食品を2週間摂取した被験者に顔や下腿(かたい)でむくみの軽減効果が認められた。レモン果汁製品は「ポッカ」ブランドを展開するサッポロの重点事業の一つであり、この研究を基にヘスペリジンを配合した新たな機能性健康食品の商品化を目指す。

 女性の多くが顔のむくみに悩まされた経験があり、特に飲酒の翌日に症状が出やすいという。今回、サッポロ子会社のサッポロウエルネスラボ(東京都渋谷区)はレモン由来酵素処理ヘスペリジンがこの症状の緩和に役立つ機能があることを検証した。

 成人男女88人を対象に、半数がヘスペリジンを含む食品を、残る半数が含まない食品を2週間摂取。摂取前と後の自覚症状、画像による肌状態や顔の体積、下腿体積とふくらはぎ周囲径などを評価した。この結果、摂取群は非摂取群に比べ顔のむくみや夕方の下腿のむくみが解消される有意差が生じた。

 ヘスペリジンはレモン以外にも温州ミカン、ハッサク、ユズなどかんきつ類に含まれるポリフェノール。サッポロはポッカブランドで長期にレモン研究の蓄積を持つ。レモンの成分が骨密度や疲労感の改善に役立つことなどを検証している。今回、この一環でレモン由来のヘスペリジンがむくみの改善に効果があることを実証した。研究用の同成分はグリーンレモン(レモンの幼果)から抽出した。

日刊工業新聞2019年9月18日

日刊工業新聞 記者

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09月19日
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