食材をマイクロサイズに?!ジェットミル活用で食品業界に新提案

食材微粒子化のニーズ開拓

 【前橋】Isaac(アイセック、群馬県桐生市、大川功社長、0277・46・6913)は、昆布やさきイカなどの食材をマイクロメートル(マイクロは100万分の1)の大きさに微粒子化することに成功した。独自開発の微粉砕機を使うことで、さまざまな食材から乾燥粉末を作製できる。今後、展示会にサンプルを出品し、食品業界向けに新素材として採用を提案する。

 食材の微粒子化には、ジェットミルと呼ばれる気流式微粉砕機を活用した。通常のジェットミルは装置内に材料を押し込む方式なのに対し、アイセックの装置は強力な旋回流により中心部が真空となって下降気流が発生する仕組みを利用し、材料を吸い込ませる。装置内では投入した材料同士が衝突し、微粒子状に細かく砕ける。

微粒子化した食材のサンプル

 ジェットミルの活用に関して同社はこれまで、新素材の開発を見据え合成樹脂などの微粒子化に取り組んできた。今回、食品業界に提案するため、食材の微粒子化を試みた。社内での実験では、キクラゲやビーフジャーキー、シイタケなどを直径50マイクロ―100マイクロメートル程度に微細化できた。

 10月にインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される「粉体工業展大阪2019」を手始めに、展示会へのサンプル出品を通じて食品業界のニーズを探索する。新たな食品材料としての提案に加えて、ジェットミル本体を販売することも計画しており、食品分野で微粒子化のニーズを広く開拓していく。

  

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