「イチジク」でアレルギーを抑える!炎症4割減の乳酸菌とは

花粉症などアレルギーへの効果も

 広島大学大学院医系科学研究科の杉山政則教授は、旭興産(東京都新宿区)との共同研究で、イチジクの葉から取り出した乳酸菌が産出する菌体外多糖(EPS)に接触性皮膚炎などのアレルギーを抑える効果があることをマウスによる実験で確認した。12日から岐阜市で開かれる日本乳酸菌学会大会での講演で発表する。

 実験では、事前に2週間EPSを経口投与したマウスと未投与のマウスを用意。双方に接触性皮膚炎を発生させ、24時間後の耳の腫れ具合(厚さ)をノギスで計った。

 未投与のマウスの耳の厚さは炎症前に比べ平均0・188ミリメートル増えたが、投与したマウスでは平均0・112ミリメートルの増加にとどまった。未投与に比べ、約4割炎症が抑えられたことが確認できた。

 マウスによる別の研究では、EPSの投与により、花粉症などアレルギーへの効果も確認している。

 今後、EPSを産出するイチジク由来の乳酸菌の人への摂取を通じ、鼻水やかゆみといった通年性アレルギーへの効果を調べる。機能性食品やサプリメントの開発につなげる。
イチジクの葉由来の乳酸菌とEPS           

  

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