人手不足で…NTT主要4社が2020年度に共同化するもの

国内で共同配送

 NTT東西地域会社とNTTコミュニケーションズ、NTTドコモは2020年度に国内で共同配送を始める。人手不足による物流費の高騰に対応するため、電線敷設や通信基地局整備などを手がける工事会社向けの物流管理をデジタル化。人工知能(AI)を用いた最適な共同配送ルートの自動作成、過去の実績を解析したAIによる最適な在庫管理を行えるようにし、25年度までに物流費を現状比15%削減させる。

 NTT主要4社は設備更新などで使う通信機器・IT機器を工事会社に配送する際、NTTの物流子会社であるNTTロジスコ(東京都大田区)へ個別に依頼。NTTロジスコは依頼を受けた事業会社ごとに配送車両を用意していた。

20年度からは4社の物流システムを標準化する。統合的に荷物を管理することで4社の荷物を混載した共同配送を実現する。調達や通信設備の建設・保守管理システムと物流システムを連携させることで、過去の実績を元にAIが今後の通信機器の需要を予測して自動的に発注するシステムの導入を計画。無線識別(RFID)タグを用いることで通信機器の設置時期などをIDで管理し、AIが更新時期を迎えそうな機器を担当者に自動で通達できるようにする。

共同配送は拠点が多い首都圏や関西圏から始める見込み。NTTロジスコが保有・レンタルしている国内の約40の倉庫の統廃合も進める。4社で計約6万パレットの在庫を倉庫に保管しており、現状は事業会社ごとに倉庫を利用していた。今後は共通の倉庫を4事業会社間で利用することで配送車両の経由地を減らし、効率的な共同配送につなげる。倉庫内での運搬・荷役作業を自動化する機器やシステムも導入する。

日刊工業新聞2019年5月31日

  

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