10年連続プラスの自動車生産、今年度はとうとうマイナスか

日系8社の18年度は微増、米中で見通し暗い

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日産が人員削減する米国キャントン工場(ミシシッピ州)
 乗用車メーカー8社が25日発表した2018年度の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産台数は前年度比0・1%増の2873万1705台となった。前年度超えは10年連続で、日産自動車とマツダとSUBARU(スバル)を除く5社がプラスとなった。中国や東南アジアで新型車の販売が堅調だった。ただ足元では米国での需要変化や中国の景気減速が顕著になっており、19年度は生産・販売に影響が出る可能性がある。

 国内生産は日産とスバル以外の6社が増加となり、ホンダと三菱自動車は2ケタ増を確保した。トヨタ自動車は19年1月に販売した北米向け新型「カローラ」が堅調に推移し、同0・4%増の321万2906台と3年連続で前年度越え。一方、スバルの国内生産は同12・0%減の61万6987台。完成車検査の不正問題による操業条件の変更や不具合のあった部品の供給制約などの影響があった。

 海外生産はトヨタと日産、ホンダ、マツダを除く4社が前年を上回った。スズキはミャンマーの新工場稼働が寄与し、同0・7%増の238万3319台と過去最高を更新。ダイハツ工業もインドネシアやマレーシアでの生産が過去最高に達し、同35・3%増となった。

 一方、日産は米国市場でセダンの販売不振が響き、同5・4%減の446万107台。ホンダはメキシコ拠点の浸水の影響で北米地域の生産が落ち込み同0・7%減の442万5784台となった。
                  

 

日刊工業新聞2019年4月26日

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