造形速度が2倍に!米社製3Dプリンターとは?

丸紅情報システムズ、米メーカーボット社製品を投入

 丸紅情報システムズは、米メーカーボット(ニューヨーク州)の3Dプリンター「メソッド」の取り扱いを始めた。価格は110万円(消費税抜き)とローエンドクラスだが、水で溶けるサポート材料を使えるほか、一般的な3Dプリンターの約2倍の造形速度を実現。電機や自動車を中心にした産業界に加え、教育分野などでの利用を想定する。2019年度内に100台の販売を目指す。

 「メソッド」は、熱溶解積層(FDM)方式の3Dプリンター。造形室内を密閉できるため、ヒーター機能により同室内の温度を一定に管理できる。また、造形物となるモデル材料と造形を支援するサポート材料をそれぞれ別のヘッドから射出する「ダブルヘッドモード」を搭載。造形の効率化と精度の両方を実現する。

 サポート材には、ポリビニルアルコール(PVA)による水溶性のサポート材を使う。高精細な造形物でもサポート材を簡単に除去でき、後工程の負担を減らせる。

 筐(きょう)体は幅437ミリ×奥行き413ミリ×高さ649ミリメートルと、デスク上に置けるサイズ。積層ピッチは0・02ミリ―0・4ミリメートル。試作品開発を含めた意匠の確認や治工具の作製に役立つ。丸紅情報システムズでは機器販売やシステム構築、保守、材料提供などを行う。

 メーカーボットは、丸紅情報システムズが販売代理店を務めるイスラエルのストラタシス(レホボト)の子会社。一般的に100万円程度のローエンドの3Dプリンターは、造形品質に課題があった。

 丸紅情報システムズは「メソッド」を、ローエンドクラスながら専門技術者が利用するハイエンド機器との間の領域を埋める製品として拡販する。

  

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