「3年も待てない」に応えるウナギの串打ち機
東洋精機と鯉平が開発、職人不足に対応
東洋精機(埼玉県鴻巣市、河野政美社長、048・596・0342)と鯉平(さいたま市見沼区、清水良朗社長、048・682・0525)は、ウナギの串打ち機を開発し、発売した。開いたウナギの身や、身と皮の間に正確に竹串を通す装置で、串打ち3年といわれるほど習熟を要する作業を簡単に行えるようにした。価格は149万円。初年度数十台の販売を見込む。
同機を用いると、開いたウナギと竹串をそれぞれ所定の場所に置いて、ウナギにふたをする操作だけで、串打ちが完了する。串打ちはウナギをかば焼きにする過程で、一番きつくて難しい工程とされ、ウナギ職人の不足が続くなかで、その自動化、効率化が求められている。
ウナギの卸・加工を手がける鯉平と、各種装置の受託生産で実績豊富な東洋精機が共同開発した。街中のウナギ屋をはじめウナギに関わる業界各方面の需要を掘り起こしていく考えだ。
両社では後続機種として串並べを自動化する装置や、ウナギを焼く工程の自動化装置も開発中。競合する機械はほとんどなく、鯉平では「ブルーオーシャンの分野」(河野社長)と見て、普及に力を入れる。
同機を用いると、開いたウナギと竹串をそれぞれ所定の場所に置いて、ウナギにふたをする操作だけで、串打ちが完了する。串打ちはウナギをかば焼きにする過程で、一番きつくて難しい工程とされ、ウナギ職人の不足が続くなかで、その自動化、効率化が求められている。
ウナギの卸・加工を手がける鯉平と、各種装置の受託生産で実績豊富な東洋精機が共同開発した。街中のウナギ屋をはじめウナギに関わる業界各方面の需要を掘り起こしていく考えだ。
両社では後続機種として串並べを自動化する装置や、ウナギを焼く工程の自動化装置も開発中。競合する機械はほとんどなく、鯉平では「ブルーオーシャンの分野」(河野社長)と見て、普及に力を入れる。
日刊工業新聞2019年3月8日