初心者でもスポット溶接を簡単に

ムラタ溶研と大阪大が共同開発、4月初旬に発売予定

 ムラタ溶研(大阪市淀川区、村田倫之助社長、06・6390・6768)は、大阪大学と共同で、スポット溶接を初心者でも一定品質で行える装置「エム・ダブリュビーム」を開発した。職人の経験や勘に頼ってきたスポット溶接を、溶接条件を設定し材料にノズルを接触するだけの簡易方式で行える。4月初旬に発売予定だ。

 装置は2機種ある。消費税抜き価格は電子部品など組み立てライン向けのユニット型が350万円から、ポータブル型は150万円から。初年度に計50台の販売を見込む。

 TIG(タングステン不活性ガス)溶接の密度と精度を向上させた独自の狭窄(きょうさく)ノズルを使う。ノズル内はシールドガスにより大気圧に保たれているため、電極に対する金属蒸気の回帰や酸化が少なく電極の劣化をほぼ無くした。

 ユニット型は帯状金属薄板(フープ材)を溶接し、材料切れ時の段取り時間を低減する。板厚スポット径に応じ、ノズル先端のスリット形状を選べる。ポータブル型は精密板金の本溶接の品質を左右する仮付け溶接などで需要を見込む。
共同開発した、スポット溶接を一定品質で行える装置


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日刊工業新聞2019年2月26日

  

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