歯ブラシの手直しを自動化、ライオンが開発した“職人技”

明石工場に導入

 ライオンは歯ブラシの自動検査システムを開発し、明石工場(兵庫県明石市)に導入した。システマなどの高付加価値製品の検査と手直しを、機械でできるようにした。従来は人手で行っていた工程を自動化する。現在導入しているのは1セットだが、順次増やす計画だ。2020年までに、明石工場の同工程全ての自動化を目指す。

 カメラで毛先を撮影して毛が飛び出している手直し品や手直ししても出荷できない不良品をはじく機械と、飛び出た毛を抜く機械を開発。検査と直し作業の自動化に成功した。作業者に必要だった、眼力と豊富な経験が不要となる。

 ライオンの高付加価値歯ブラシは毛先が極細で、歯周ポケットに入り込めるのが特徴。飛び出た毛を切ると性能が出なくなるため抜いているが、この作業には“職人技”が必要だった。人材の育成に3カ月を要していたという。

 誰でも高付加価値歯ブラシの検査工程を担当できるようにし、優秀な人材を多工程で活用できるようにする。高付加価値歯ブラシ以外の歯ブラシについては、既に検査、手直し工程ともに自動化済みだという。

 明石工場は歯ブラシと歯磨き粉を製造している。4月には洗口液の工場も稼働する予定。

 適材適所の人材配置で、工場全体の生産効率を高める。

  

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