照明やBGMで雰囲気を自動切り替え、“空気を読む”会議室の実力

大日本印刷が開発

 部屋が“空気を読んで”雰囲気を変更―。大日本印刷は5日、人の在室状況や会話などの状況をセンサーで収集し、室内の光の色やBGMなどを変えられるシステム「次世代ステルス空間」を開発したと発表した。場の雰囲気に合わせて自動で照明を桜色にして緊張をやわらげたり、緑色の光で心を休ませたり、BGMを流したりできるという。

 開発したシステムは人の動きや声のトーン、温度・湿度、二酸化炭素(CO2)濃度といった空間内の状況をセンサーで感知する。状況に応じて壁や天井が光の色や明るさを変えるほか、音量を調節したりBGMを流したりする。例えばオフィスでは、会議の終盤には照明の色を青にすることで、冷静な判断を促せるという。

 村田製作所が開発した会議空間のコミュニケーション状況を可視化するセンシングデータプラットフォーム「NAONA」と、日建設計(東京都千代田区)と大日本印刷が共同開発したフルカラー発光ダイオード(LED)照明や一体型の壁装材を連動させた。

 オフィスのほか、ホテルや住宅・店舗、教育施設や医療・介護施設などの需要を見込む。壁や天井などの空間を構成する部材が機器と一体化したステルス(隠された)状態のため、機器が作動していない時は木目などの建装材に見えて不自然ではないという。

日刊工業新聞2019年3月6日

葭本 隆太

葭本 隆太
03月06日
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照明の色や明るさは仕事の作業効率に影響するという研究結果はよく耳にします。以前取材した同志社大の先生の研究ではアイデアを生み出す作業では暗い暖色が最適という結果を導き出していました。

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