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スウェーデンが食品輸出で日本を最優先市場にする理由

食文化を伝えるキャンペーンをスタート
スウェーデンが食品輸出で日本を最優先市場にする理由

スウェーデンのチーズ

 スウェーデン大使館が、同国の食文化を伝えるキャンペーン「TRY SWEDISH!」を日本で始めた。スウェーデン政府は、食品輸出を2025年までに17年比2倍の1000億スウェーデンクローナ(約1兆2000億円)とする計画を掲げる。日欧経済連携協定(EPA)の発効を追い風に、冷凍食品やチーズなどの特産品の輸出を一気に広げたい考えだ。

 同キャンペーンで、食文化の情報発信や展示会への出展、スウェーデンからの食材輸入企業の支援を行う。14カ国で展開するが、中でも日本は最優先市場の一つとの位置付けだ。日欧EPAで日本に輸出される農林水産品の関税撤廃率が約82%にものぼることに決まったこともあるが、市場調査から日本は外国食文化に関心が高いと見ていることもある。

 カール・ノルスティン商務官は「スウェーデンの食は持続可能な農業やオーガニック食品生産の分野をリードするイノベーターだ」としており有望市場の開拓に意気込んでいる。
日刊工業新聞2019年2月13日

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