ピーマンのない酢豚も判別!無人店にも役立つAI×計量の新技術

わずか0・1秒で

 イシダ(京都市左京区、石田隆英社長、075・771・4141)は、炒め物やカットした果物、生鮮食品などの種類を0・1秒で判別し、自動で計量値と価格のモニター表示、ラベル印刷まで瞬時に行うシステムを開発した。強みのハカリ技術と新規の人工知能(AI)画像識別技術を掛け合わせた。総菜などをセルフで容器に取る形式の総菜店やスーパーのコーナー、バックヤードなどに提案する。6月から店舗実証に入る。

 ハカリとAI技術で、酢豚などの炒め物、サラダバー、素人で見分けが難しいチーズの種類まで判別できるシステムは業界初。ハカリのイシダならではの製品。顧客の反応や、北陸地方の小売業との実証をもとに改良し、年内にも市場投入したい考え。価格は消費税込みで200万円以下を目指す。

 消費者がハカリ部分に総菜や青果、生鮮食品、量り売り菓子など置くと、上部のカメラで撮影。精度99%で自動識別する。同時計量で金額も示す。あらかじめ多様なパターンを学習させたAIが、画像を細分化して解析するため、ピーマンをよけた酢豚でも酢豚と判別する。角切りやスライスといった多様な切り方があるチーズなども種類識別が可能。無人店舗向けの展開も視野に入れる。

 ラベルは目に見えない電子透かしの「デジマークバーコード」を活用。基本情報に加え、産地やアレルギー情報などの多様な製品情報もひも付けられる。

 開発品はスーパーのバックヤードなどでも有用なのがポイント。対面販売の量り売りや、バックヤードの現場従業員は、大量の商品と商品にひも付けた番号を覚えるのに苦労する。同システムはこの課題を解決でき、従業員の負担を軽減する。

日刊工業新聞2019年2月7日

  

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