寿命20倍を実現した白色LEDの仕組み
ロームが開発
ロームは従来より約20倍の長寿命化を実現した小型の白色チップ発光ダイオード(LED)「SMLD12WBN1W」を開発した。LEDチップを保護する封止樹脂が白色の光エネルギーにより変色しないように改良した。白色LEDは視認性やデザイン性の高さから産業機器や高級家電の表示部分などへの採用が増えている。高い耐久性を訴求し、需要の取り込みを図る。
開発した白色チップLEDは、1000時間の通電試験でも光の明るさの指標である光度100%を維持できた。大きさは1・6ミリ×0・8ミリメートル。消費税抜きのサンプル価格は1個当たり90円。マレーシアの子会社で月産100万個の量産を開始した。
新規改良した封止樹脂は強度が高くて実装性に優れるエポキシベース。光エネルギーによる樹脂の黄変の原因となる構造を取り除いた。一般的に白色LEDでは黄変しにくいシリコン樹脂を使う場合もあるが、強度に課題があった。
開発した白色チップLEDは、1000時間の通電試験でも光の明るさの指標である光度100%を維持できた。大きさは1・6ミリ×0・8ミリメートル。消費税抜きのサンプル価格は1個当たり90円。マレーシアの子会社で月産100万個の量産を開始した。
新規改良した封止樹脂は強度が高くて実装性に優れるエポキシベース。光エネルギーによる樹脂の黄変の原因となる構造を取り除いた。一般的に白色LEDでは黄変しにくいシリコン樹脂を使う場合もあるが、強度に課題があった。
日刊工業新聞2019年2月6日