コイズミ照明、LEDのチップ実装内製化で納期10日以内に

  • 0
  • 3
コイズミ照明公式ページより
 コイズミ照明(大阪市中央区)は、4月中に照明器具で使う発光ダイオード(LED)チップをプリント基板に実装する工程をほぼ全量内製化する。滋賀県東近江市の生産拠点に2ライン目の実装設備を導入した。一部を外注していたが、内製化を進めることで納期をおよそ10日以内に安定させる狙い。ホテルや小売店向けの業務用照明で求められる、急な発注に対応できるモノづくり体制を目指す。

 LEDチップの実装ラインを追加したことにより、チップ実装能力は現在と比べ倍増の月800万個となる。コイズミ照明が生産する照明器具全体に必要なチップは月600万個ほど。長さ33センチメートル超といったサイズが特殊な一部の基板を除けば、生産量が増えても当面は実装工程をすべて内製化できる。

 実装ラインの追加に併せて、ハンダ付け不良などがないか確認する検査工程に数人増員する。投資額は非公表だが、2―3年で回収できる見込み。

 同社は家庭用と業務用双方の照明を手がける。中でも業務用は施設に施工する際、十分なスペースがないことが分かって製品の変更を余儀なくされる場合がある。実装を外注していると、こうした急な製品変更への対応が難しい。

 内製化を一層進めて納期短縮に対応し、顧客の価値向上につなげて稼ぐ力を高める。

日刊工業新聞2018年4月3日

COMMENT

明豊
デジタルメディア局
局長

同社によると照明専業メーカーはLEDチップの実装を外注する場合が多いという。同社は外注を一部使っているが、実装を内製化している割合が競合他社と比べて高い。

関連する記事はこちら

特集