電子部品製造装置向け、パーツフィーダー50%高速化

シンフォニアテクノロジーが量産へ

 シンフォニアテクノロジーは電子部品製造装置向けに従来比で50%高速搬送を実現したパーツフィーダーを開発した。7月にも豊橋製作所(愛知県豊橋市)で量産に入る。電源を台板に組み込んだことで、煩雑な配線作業を不要にした。設置時間は従来比6分の1程度で済む見通し。新製品をテコに電子部品製造装置向けパーツフィーダー市場での世界シェアを3年後に現在の10数%から30%に引き上げる。

 タッチパネルを搭載した次世代パーツフィーダーで、コントローラー操作部と電源部を分け、設置の自由度を高めた。設置面積を従来比2―3割削減できる見通し。

 搬送速度を同50%引き上げたことで、0・8ミリメートル角、長さ1・6ミリメートル以上の電子部品を対象とした場合、パーツフィーダーとしての供給速度は業界最速になる見込みだ。

 また、IoT(モノのインターネット)の普及に対応して通信機能を内蔵。パソコンやプログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)などでの遠隔モニタリングや設定変更が可能だ。付加価値を高める一方、価格は従来製品比1割増程度に抑える方針。

 自動車の電動化やスマートフォン、タブレット端末の普及などにより電子部品の需要は中長期的に高まっていく見通し。これに伴い製造装置需要も拡大すると見られる。

 シンフォニアテクノロジーのパーツフィーダー事業の受注・売上高は直近3年間で2倍近くに拡大した。中国や韓国、台湾、東南アジアなど海外市場開拓が奏功した。

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