人材流出相次ぐ日産、北米自動車ショーでも歯車がかみ合わない

未来志向のEVを提案したが、「インフィニティ」では記者会見に間に合わず

 日産自動車は15日、米デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーで電気自動車(EV)のコンセプトカー「IMs」を世界初公開したと発表した。115キロワット時の大容量電池を搭載し、1回充電当たりの航続距離は380マイル(611キロメートル)を実現。自動運転機能も備え、その際はフロントシートを内側に15度ほど回転させ後部座席の人と会話しやすい配置にできるなどパッケージング(基本構造)にも新たな視点を入れた。

 デザイン担当のアルフォンソ・アルバイサ専務執行役員は「EVや自動運転技術の革新で、全く新しいスタイルのクルマを創り出すことができるようになった」などと話した。

日刊工業新聞2019年1月16日

中西 孝樹

中西 孝樹
01月16日
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ゴーン不在の中で、中国部門のトップや「インフィニティ」部門のトップなど主要なエグゼクティブや中間管理職の退社が続く。そんな状況でもビジネスは続く。デトロイトでは日産は“セダンというクロスオーバー”だらけの市場へアンチテーゼな未来志向のEVを提案した。一方、「インフィニティ」では肝心のコンセプトカーが記者会見に間に合わないという前代未聞の出来事がおこった。経営陣の混乱は慣れっこという日産社員だが、なにやら歯車がかみ合わない兆しが見えている。

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