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アップルウォッチで安全管理、指さし呼称を感知するアプリ

高砂熱学工業が開発、作業員の意識向上に役立てる
 高砂熱学工業は米アップルの腕時計型端末「アップルウオッチ」を利用した安全対策のアプリケーション(応用ソフト)を開発した。作業対象を指し示しながら、状況を声に出して確認する「指差呼称=写真」の動作を感知して回数を集計する。管理者が作業員の指差呼称の実施度合いを確認できる。早ければ2018年度にも、東京本店内の工事現場での活用を見込む。

 高砂熱学はアップルウオッチ400台を導入し、安全管理の強化や業務効率化の取り組みを進めている。新アプリにより指差呼称を励行し、作業員の危険予知への意識を高める。このほかアップルウオッチ用に熱中症対策アプリも開発し、作業員の健康管理に役立てる。
日刊工業新聞2018年11月15日

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