脳科学とAIで“広告効果”を予測
NTTデータなど開発、テレビCM制作プロセスで導入
NTTデータとNTTデータ経営研究所は19日、リクルートコミュニケーションズ(東京都中央区)と広告効果予測ソリューション「NORCS(ノークス)」を開発したと発表した。制作した広告が一般消費者にどのような心情変化を与えるのか自動で予測できる。7月からリクルートグループのテレビCMの制作プロセスで導入し精度や有効性の向上を目指す。
ノークスは、NTTデータなどが持つ脳情報を読み取るといった脳科学や人工知能(AI)の技術と、リクルートコミュニケーションズが保有する広告指標に関するマーケティングやそのノウハウを組み合わせた。制作した広告を見た場合に感じるブランド好意や利用意向をその場で評価できる。広告効果を把握するにはこれまではアンケートなどが主流で、調査自体に時間やコストがかかっていた。精度にも課題があった。
NTTデータは2015年から脳の活動を計測・分析する「脳情報解読技術」を利用した動画広告の評価や研究に取り組んでいる。脳科学と人工知能技術を活用したビジネス展開を進め、今後5年間で100億円規模の事業に育てる考えだ。
ノークスは、NTTデータなどが持つ脳情報を読み取るといった脳科学や人工知能(AI)の技術と、リクルートコミュニケーションズが保有する広告指標に関するマーケティングやそのノウハウを組み合わせた。制作した広告を見た場合に感じるブランド好意や利用意向をその場で評価できる。広告効果を把握するにはこれまではアンケートなどが主流で、調査自体に時間やコストがかかっていた。精度にも課題があった。
NTTデータは2015年から脳の活動を計測・分析する「脳情報解読技術」を利用した動画広告の評価や研究に取り組んでいる。脳科学と人工知能技術を活用したビジネス展開を進め、今後5年間で100億円規模の事業に育てる考えだ。
日刊工業新聞2018年7月20日