AIで広告閲覧者を分析、性別なら9割の精度

ロックオンが商品開発や宣伝支援

 ロックオンは人工知能(AI)を使い、インターネットサイト内の広告を閲覧した人の性別や年齢といった属性を高い精度で推定する技術の開発にめどをつけた。早ければ7月にも同社の広告効果測定サービス「アドエビス」にオプションとして盛り込む。従来は属性を把握した少数の閲覧者の状況から広告効果を測定していた。より効果的な商品開発や広告の打ち出し方に利用できる。

 脳機能の特性を計算上に表現したニューラルネットワークと呼ぶAI技術を自社開発した。約1500社の広告やインターネットサイトを活用し、ある閲覧者が複数の広告を見たデータや、サイト内を見て回った履歴を収集し分析する。条件設定や属性検出方法の調整に手間暇をかけたという。

 現状、性別は9割の精度で判別する。年齢は「20歳から25歳」といった世代幅なら75%の精度。閲覧者の全体を対象にすると精度が落ちることと、年齢の精度を高めることが課題としている。

 閲覧者の年収や趣味なども推計可能で、アドエビスの有料サービスとして盛り込む考え。属性データは若者やシニア層といった世代別に効果的な商品の開発や広告方法の検討に役立てられる。

 アドエビスは利用企業のサイト内広告や商品サイトにどんな閲覧者が訪れ、どれだけの人が商品購入などの成約に至り、どれぐらいのコストがかかったかなどを計測、分析するツール。8000社以上が利用している。

日刊工業新聞2018年1月24日

石橋 弘彰

石橋 弘彰
01月24日
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ウェブサイトの広告は、年々クリック数が減っているという。広告があることに慣れてしまい、目につかなくなってしまったというのが理由らしい。より多くの人にクリックしてもらう広告作りが求められており、ロックオンのAI分析が必要となっているようだ。

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