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日本の防衛関係者も関心、米の無人機デモ飛行

壱岐で5月末まで。海洋監視・データ収集
日本の防衛関係者も関心、米の無人機デモ飛行

ジェネラル・アトミクスの「ガーディアンER」

 米国の無人機大手、ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズは長崎県壱岐市の壱岐空港で、大型遠隔操縦無人機「ガーディアン」のデモ飛行を始めた。デモ飛行は5月末近くまで行う予定。海難・救助支援や海洋観測支援などを目的としたデータ収集を実施し、収集データは日本の関連機関へ提供する。

 ガーディアンは不審船監視用などで防衛関係者から関心が高く、デモ飛行で性能をアピールする狙いもありそうだ。

 ガーディアンは翼幅24メートル、全長11・7メートルで飛行速度は時速約400キロメートル、最大で40時間、飛行できる。海上探索レーダーや自動補正光学赤外線ビデオカメラを備え、不審者や不審船を発見すると低空まで近寄り、撮影する。
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
これまで軍事利用が主だったが、壱岐のデモ飛行を機に民生利用の可能性も探るという。

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