ニュースイッチ

自動車メーカー、5月連休以降も生産調整を継続

新車需要の低迷や部品調達の停滞などに対応
自動車メーカー、5月連休以降も生産調整を継続

日産自動車九州の工場(撮影は生産調整前)

新型コロナウイルスの感染拡大により、完成車メーカーの国内生産に影響が広がっている。日産自動車は5月の大型連休以降も国内の主要3工場で生産調整を続ける。新車需要の低迷や一部海外部品の調達の停滞などに対応する。トヨタ自動車は5月にグループ会社を含む国内の全車両工場で2日間の非稼働日を設けるほか、5工場9ラインで5月12日から最長5日間稼働を停止する。

日産は高級セダン「スカイライン」などを生産する栃木工場(栃木県上三川町)で5月11―29日までに計10日間、追浜工場(神奈川県横須賀市)では5月11日の車両生産を停止する。子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)では5月11―13日の車両生産を停止し、第2工場では5月14―29日までの十数日間で夜勤の生産を停止する。3工場では4月に数日―十数日間、生産の停止や調整を続けている。

トヨタは5月以降、5工場9ラインを一時停止し、3工場4ラインで2交代勤務(2直)体制を1交代勤務(1直)にする。稼働停止に伴う減産台数は約7万9000台を見込む。また高岡工場(愛知県豊田市)と豊田自動織機の長草工場(同大府市)ではこれまで4月20―22日までとしていた停止期間を、海外からの部品調達が滞っているため、4月28日まで4日間延長する。延長に伴う2工場の減産台数は計6700台。

ホンダは部品調達の見通しを考慮し、小型スポーツ多目的車(SUV)「ヴェゼル」などを生産する寄居工場(埼玉県寄居町)で4月27―29日の生産を休止する。新型コロナの影響で同工場の生産を休止するのは初めて。狭山工場(同狭山市)では4月27日―5月1日の生産を休止して、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)では一部のラインを4月24日(稼働日で6日間)まで休止する。


<関連記事>
大手自動車メーカーも注目、「生産改革」のキーマン
日刊工業新聞2020年4月23日

編集部のおすすめ