医療業界が注目「左心房耳閉鎖デバイス」とは?

脳梗塞予防、薬服用を「代替」

 ボストン・サイエンティフィックジャパン(東京都中野区)が販売する医療機器「WATCHMAN 左心房耳閉鎖デバイス」が医療業界で注目を集めている。心臓に埋め込むことで心房細動に由来する脳梗塞のリスクを減らす。  不整脈の一種である心房細動によって血液が心臓内にとどまり、血栓が生じる場合がある。この血栓が脳に到達すると脳梗塞を引き起こす。血栓は心臓の左心耳という部分で作られることが多く、同製品は左心耳をふさぐことで脳梗塞の予防に役立つ。  脳梗塞の予防手段には血液の凝固を防ぐ薬の服用があるが、出血が止まらなくなるなどの問題がある。同製品は「1回の手術で抗凝固薬の服用を代替できる可能性がある」(武田慶一ストラクチャー ハート事業推進部部長)。既に8年前から世界中の約10万症例で適用済み。左心耳をふさぐことで問題が生じたことはないという。今後、手術を受けられる病院の拡大を図る。

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