日立の研究開発部門、デジタル人材6割増で何をする?

日立製作所公式ページより

 日立製作所は2021年度に研究開発部門のデジタル人材を18年度比63%増の計2000人に増やす。人工知能(AI)などを活用して社内外のデジタル変革をけん引する。ベンチャー投資も加速し、社会課題解決に貢献する「グローバル・イノベーション・リーダー」を目指す。  同社は21年度に向けた研究開発部門のデジタル人材育成目標(計2000人)のうち、AIトップ級人材(博士)を同55%増の350人に強化する。全体の海外分は同2・6倍の350人と大幅に増やす計画だ。  また、ドイツ・ミュンヘンにコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)新会社を設立。主に欧州のベンチャーが有する破壊的技術やビジネスモデルを取り込む。 日刊工業新聞2019年6月27日  日立製作所は11日、中央研究所(東京都国分寺市)に新たな研究開発拠点「協創の森」を開設したと発表した。完成した新棟「協創棟」などで構成され、オープンイノベーションの中核拠点として顧客との連携を深め新規事業の創出を進める。  鈴木教洋執行役常務最高技術責任者(CTO)は同日会見し、「この国分寺の地は『地の利』ならぬ『知の利』が違う。日立の知を生かして、他社と差別化したソリューションをつくっていける」と意気込みを語った。  新設した協創棟は地上4階建て。プロジェクトの実践の場と位置付ける。世界から企業や大学、地方自治体などの関係者を招き、社会課題や破壊的技術テーマに対する新たなソリューションを迅速に開発する。協創の森は全体で約900人が働く。「世界に向けたイノベーションの発信基地にしていきたい」(鈴木執行役常務)と、国分寺発で世界を目指す。 日刊工業新聞2019年4月12日  「経済的な価値に加えて、社会的な価値や環境価値の向上を顧客に提供したい」と訴えるのは、日立製作所の東原敏昭社長。中央研究所の新棟開所式でのあいさつ。  「利益をあげることはもちろん大事だが、SDGs(国連の持続可能な開発目標)に代表される社会課題の解決やCO2削減などにも貢献したい」と熱く語る。  新棟を中心とした研究開発拠点を「三つの価値の向上に向けたイノベーションを創生していく場にしたい」と力を込める。オープンでアイデアあふれる研究所を目指す。 日刊工業新聞2019年4月19日 <関連記事> ● ●●

続きを読む

関連する記事はこちら

特集