新型「カムリ」はBMWに比肩する美しさ。これで売れなければ…
主力マーケットの米国では、中型セダン市場は規模縮小が著しく
トヨタ自動車は10日、新型セダン「カムリ」を全面改良して発売したと発表した。新設計思想「TNGA」をエンジンや変速機などのパワートレーンも含めて全面採用した第1弾車種となる。国内ではハイブリッド車(HV)仕様を販売し、燃費はJC08モードでガソリン1リットル当たり33・4キロメートルとクラストップレベルを実現した。価格は329万4000―419万5800円(消費税込み)。月間2400台の販売を目指す。
従来のトヨタカローラ店に加え、トヨペット店、ネッツ店の3チャンネルを通じて販売する。国内生産は堤工場(愛知県豊田市)が担う。スポーツ多目的車(SUV)などへ需要がシフトする中、トヨタはグローバル量販車の新型カムリの投入を「セダンの復権」と位置付ける。走行性能の向上や室内空間の確保、予防安全装備の充実などを進めた。
吉田守孝専務役員は「格好良くて、走りもワクワクドキドキさせる魂のこもったクルマに仕上がった」と強調する。米国では乗用車セグメントで15年連続販売台数トップとなっており、月間3万台超の販売継続を狙う。
<関連情報>
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従来のトヨタカローラ店に加え、トヨペット店、ネッツ店の3チャンネルを通じて販売する。国内生産は堤工場(愛知県豊田市)が担う。スポーツ多目的車(SUV)などへ需要がシフトする中、トヨタはグローバル量販車の新型カムリの投入を「セダンの復権」と位置付ける。走行性能の向上や室内空間の確保、予防安全装備の充実などを進めた。
吉田守孝専務役員は「格好良くて、走りもワクワクドキドキさせる魂のこもったクルマに仕上がった」と強調する。米国では乗用車セグメントで15年連続販売台数トップとなっており、月間3万台超の販売継続を狙う。
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日刊工業新聞2017年7月11日