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ぐるなび創業者がお茶大に10億円寄付、国際交流拠点の開設後押し

ぐるなび創業者がお茶大に10億円寄付、国際交流拠点の開設後押し

首都圏の大学の学園祭ナンバーワンを決めるコンテストで昨年、お茶のみ女子がグランプリに(左が滝会長)

 お茶の水女子大学はぐるなび創業者の滝久雄会長による10億円の寄付を活用し、2018年に大学内に国際交流拠点を開設する。留学生らの宿泊や国際交流に活用する。滝会長は留学生向け奨学金や若手芸術家支援に取り組んでおり、途上国の女子教育支援など同大の特色を評価した。

 国立大は運営費交付金抑制の中、寄付金を含む外部資金獲得を強化している。各大学が特色を生かして資金を集める活動は広まりそうだ。

 国際交流拠点「国際交流・留学生プラザ」は4階建てで延べ床面積約2300平方メートル。東京都文京区のキャンパス内の春日通り沿いの遊休地に建てる。遊休地の活用は同大の30年来の悲願だった。
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日刊工業新聞2017年6月20日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
滝会長はお茶の水女子大学学長特別顧問を務め、昨年にはぐるなび主催の「学園祭グランプリ2016」でお茶の水女子大がグランプリに輝くなど縁が深い。国立大学では、徳島大学がクラウドファンディングによる資金集めを本格化。東京工業大学は地球生命研究所で、米財団から7億円弱の研究寄付を獲得し注目を集めた。

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