味の素、100億円投じ「マサコ」「サジク」など増産…一体どんな調味料?

東南アジアやブラジルでいろいろ発売しています

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インドネシアのパスタソース(左)、ベトナムのパンケーキの素
 味の素は100億円強を投じ、東南アジア諸国連合(ASEAN)で調味料を増産する。インドネシアとベトナム、タイに置く生産子会社の生産能力を増強する。また、各国の消費者の好みに合わせた、加工食品の戦略商品を投入する。ASEANは中間所得層の拡大や女性の社会進出などを背景に、日本と同様、簡単に調理できる商品の需要が高まっている。同社はこうした需要増を追い風に、調味料を拡販する。
 
 味の素はASEAN主要3カ国で、風味調味料を増産する。インドネシアは風味調味料「マサコ」に約32億円、「サジク」に同25億円を投資。ベトナムは「味の素」に同23億円、タイは「ロッディー」に同24億円を計画する。いずれも17年内に稼働させる。これとは別に、ミャンマーで建設している粉末飲料の新工場が18年2月に稼働する。ASEANの生産体制が充実する。

 風味調味料の増産により、インドネシアとベトナムは現地通貨ベースで2017年度に、前年度比2ケタの増収を目指す。

 マサコとロッディーは、日本の「ほんだし」に似た風味調味料。現地料理に合わせた調味料はこのほか、ブラジルで「サゾン」、フィリピンで「サーサヤ」などを展開。食生活の変化や経済成長で、販売が伸びている。

 調味料に加え、洋食関連需要の拡大に対応し、加工食品の戦略商品を投入する。インドネシアでパスタソース「デリート」、ベトナムで「パンケーキの素」などを発売する。

日刊工業新聞2017年5月25日

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昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

「サジク」はから揚げ用、ナシゴレン用、「サゾン」は牛肉用、豆料理用などそれぞれ現地のメジャーな料理用のラインアップになっています。

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