世界で作って作って2800万台。ニッポン自動車メーカーの生産力
昨年の乗用車は4.7%増。三菱自を除く7社が過去最高
乗用車メーカー8社が27日発表した2016年度の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産台数は前期比4・7%増の2799万2388台となった。中国を中心とする海外需要の伸びに加え、日本国内も生産増加に転じたことを背景に8年連続で増えた。三菱自動車を除く全社が過去最高を更新した。
国内生産は同2・5%増の887万6815台で、3年ぶりに増加した。三菱自とマツダ以外の6社が増加となり、日産自動車とダイハツ工業は2ケタ増を確保。
日産は「セレナ」や「ノート」が好調だったほか、北米向けスポーツ多目的車(SUV)も伸びたことで3年ぶりに100万台を超えた。三菱自は燃費不正問題に伴う軽自動車の生産停止により、水島製作所(岡山県倉敷市)の生産台数が同38・3%減と落ち込んだことが影響した。
海外生産は同5・8%増の1911万5573台。三菱自を除く7社が過去最高となった。SUBARU(スバル)は米国で旧カムリ生産ラインでのスバル車生産に加え、主力車「インプレッサ」の生産も開始したことで大幅に増加した。
トヨタ自動車は北米や中南米などの生産が好調で、2年ぶりの増加。ホンダは中国生産が同20・3%増となり、海外全体で5年連続の増加となった。
国内生産は同2・5%増の887万6815台で、3年ぶりに増加した。三菱自とマツダ以外の6社が増加となり、日産自動車とダイハツ工業は2ケタ増を確保。
日産は「セレナ」や「ノート」が好調だったほか、北米向けスポーツ多目的車(SUV)も伸びたことで3年ぶりに100万台を超えた。三菱自は燃費不正問題に伴う軽自動車の生産停止により、水島製作所(岡山県倉敷市)の生産台数が同38・3%減と落ち込んだことが影響した。
海外生産は同5・8%増の1911万5573台。三菱自を除く7社が過去最高となった。SUBARU(スバル)は米国で旧カムリ生産ラインでのスバル車生産に加え、主力車「インプレッサ」の生産も開始したことで大幅に増加した。
トヨタ自動車は北米や中南米などの生産が好調で、2年ぶりの増加。ホンダは中国生産が同20・3%増となり、海外全体で5年連続の増加となった。
日刊工業新聞2017年4月28日