セブン―イレブン元常務が米粉パン屋をFC展開
コスモバイタル、専用焼成器やノウハウ提供
コスモバイタル(東京都港区、加納勉社長)は、2017年中にも米粉パン屋のフランチャイズチェーン(FC)ビジネスを始める。自社開発の米粉専用焼成器を貸し出し、米粉の配合比率や練り方などのノウハウを伝授し事業化を促す。FC店の開業資金は数百万円の見込み。同社は食品機械が主力だが、米粉そのものやパンがほしいとの需要が多くFC展開することにした。
小麦アレルギーに対応したパン屋を始めたい人に加え、主食米の需要減少に悩む米問屋などを主なオーナー候補とみている。
同社の米粉専用焼成器はほぼ無酸素の過熱蒸気で焼く仕組みで、酸化による味の劣化が少なく、通常のパンと同程度のやわらかさを実現できる。
米粉も同社が開発した加熱調理器を用いてつくられる。一般的な米粉に比べ水に混ぜた際に粘性が高く、これが増粘剤や乳化剤の代わりとなり、100%米粉かつ添加剤フリーのパンが焼ける。
米粉は需要の急速な拡大が見込まれるため、「できれば製粉メーカーと業務提携し、量産できるようにしたい」(加納社長)としている。
コスモバイタルは16年3月に起業したベンチャー。加納社長はセブン―イレブン・ジャパンの元常務で食品業界に幅広い人脈を持つ。
小麦アレルギーに対応したパン屋を始めたい人に加え、主食米の需要減少に悩む米問屋などを主なオーナー候補とみている。
同社の米粉専用焼成器はほぼ無酸素の過熱蒸気で焼く仕組みで、酸化による味の劣化が少なく、通常のパンと同程度のやわらかさを実現できる。
米粉も同社が開発した加熱調理器を用いてつくられる。一般的な米粉に比べ水に混ぜた際に粘性が高く、これが増粘剤や乳化剤の代わりとなり、100%米粉かつ添加剤フリーのパンが焼ける。
米粉は需要の急速な拡大が見込まれるため、「できれば製粉メーカーと業務提携し、量産できるようにしたい」(加納社長)としている。
コスモバイタルは16年3月に起業したベンチャー。加納社長はセブン―イレブン・ジャパンの元常務で食品業界に幅広い人脈を持つ。
日刊工業新聞2017年4月7日