「半導体装置」拡販…住友重機械工業、SCREEN系を買収
住友重機械工業は16日、SCREENセミコンダクターソリューションズ(京都市上京区)子会社で半導体製造装置を手がける仏レーザー・システムズ&ソリューションズ・オブ・ヨーロッパ(LASSE)を11月に買収すると発表した。買収金額は明らかにしていない。住友重機械工業は現中期経営計画で半導体を重点投資領域に位置付ける。今回の買収を通じ、海外で販路を広げる。
LASSEはパワー半導体メーカーなどにレーザーアニール装置を販売している。住友重機械工業の同装置のグローバルシェアは約1割だといい、買収により国内外でシェア向上を狙う。
レーザーアニール装置はウエハーにレーザーを照射し、材料改質を行う装置。パワー半導体を主要用途とし、需要の伸びが見込まれている。
【関連記事】 世界の半導体工場で、揺るぎない信頼を集めるクリーン搬送装置
日刊工業新聞 2024年10月17日