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受注2倍600億円へ…住友重機械、搬送装置で飛躍狙う

住友重機械工業は搬送装置などのドライブソリューション事業を拡大する。物流量の増加や人手不足で世界的に自動搬送の需要が膨らむとみており、自律走行ロボット(AMR)や小型アクチュエーターなど電機制御関連製品を拡販。分散制御インバーター搭載のギアモーターも開発し投入する。2026年度の受注金額を23年度比2倍の600億円規模に引き上げ、減速機ビジネスに代わる成長事業として飛躍させる。

電機制御関連製品の中で注力するのが分散制御。物流などの搬送市場ではシステムの分散制御化の需要も増えており、分散制御インバーター搭載のギアモーターを開発している。

また同市場では無人搬送車(AGV)やロボット化などの自動化が進む。以前はベルトコンベヤーの駆動モーターが全体を管理していたのに対して、現在はモーターとギアを内蔵したモーターローラーで1台ごとに制御可能だ。物流・搬送の市場環境の変化を転換期ととらえ、需要を取り込む。

近年、電子商取引(EC)の増加などを背景に世界で物流量が増加している。また、物流現場の担い手が不足し自動化やシステム化が求められている。

日刊工業新聞 2024年08月13日

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