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EV販売2.5万台超へ…JAIA、外国メーカー販売を展望

EV販売2.5万台超へ…JAIA、外国メーカー販売を展望

会見する上野理事長

日本自動車輸入組合(JAIA)の上野金太郎理事長(メルセデス・ベンツ日本社長)は定例会見で、2024年の外国メーカーの電気自動車(EV)販売台数について「年間で2万5000台を超え、(外国メーカー車全体での)シェアが1割を超えることを期待する」と述べた。

24年上期(1―6月)の外国メーカー車の新規登録台数は前年同期比7・2%減の11万3887台で、暦年の上期として2年ぶりにマイナスとなった。一方でEV販売は同16・7%増の1万785台で、上期では初めて1万台を超えた。外国メーカー車全体に占めるEVの割合は9・5%と同2・0ポイント上昇。単月ベースでもEVの販売は6月まで4カ月連続の増加となった。政府の補助金などの支援策のほか、各社の品ぞろえ拡充が寄与した。

下期(7―12月)の販売は、輸入車全体では車両の供給遅れなどにより厳しい状況が続くものの、EVについては「各社の積極的な投入などにより販売台数は引き続き堅調に増加していく」(上野理事長)と想定する。


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日刊工業新聞 2024年07月29日

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