パナソニックは１０日、冷蔵庫やドラム式洗濯乾燥機など検査済みの再生品（リファービッシュ品）の販売やサブスクリプション（定額制）サービスを拡充し、１０品目で同日から順次始めると発表した。製造事業部が監修し、出荷基準を満たした高品質が特徴。資源の有効利用でサーキュラーエコノミー（循環経済）実現に貢献する。同社の電子商取引（ＥＣ）サイトを通じて実施する。

パナソニックは２０２３年末からリファービッシュ品の販売をドラム式洗濯乾燥機と４Ｋ有機ＥＬテレビで始めた。サブスクサービスもヘアードライヤーと卓上型食器洗い乾燥機で提供している。

今回、冷蔵庫やミラーレス一眼カメラなど１０品目に拡充し、「パナソニックファクトリーリフレッシュ」として本格的にサービスを始めた。初期不良品やサブスクサービスの終了品などが対象。冷蔵庫や洗濯機は通常販売より約２割引きになる。

同日都内で会見した宮地晋治執行役員は「循環型社会にパナソニックの貢献がどうつながるのか見ながらビジネスモデルを作り上げたい」と述べた。