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立ち乗りする自動走行モビリティー、JR東が高輪ゲートウェイ駅周辺歩道で実証

立ち乗りする自動走行モビリティー、JR東が高輪ゲートウェイ駅周辺歩道で実証

検証に用いるモビリティー「イイノタイプエス712」(ゲキダンイイノ提供)

JR東日本は28―29日に、高輪ゲートウェイ駅周辺の国道15号歩道上で低速の自動走行モビリティーの実証実験を実施する。ゲキダンイイノ(大阪市北区)が開発するモビリティー「イイノ タイプ エス712」を使う。車両の安全性や歩行者との共存性のほか、乗車中に音声で高輪エリアの歴史や商品情報を流し、エリアの魅力や購買意欲の向上につながるかを検証する。

イイノタイプエス712は3人乗りで、時速5キロメートルで走行する。座席はなく、立ち乗りで乗車するオープンなデザインだ。国内で唯一、複数人乗りの遠隔操作型小型車に認定されている。

実証実験で、利用者は走行中の車両に自由に乗り降りでき、乗車したまま建物内の特設スポットに入る。ここではモビリティーを家具やディスプレー、空間演出として使い、幻想的な空間の中で低アルコールのカクテルを販売し、江戸時代の月見文化を新しい形で提供する。

日刊工業新聞 2023年10月25日

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