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モビリティーの“ワクワク”創出、トヨタ紡織が実証する車両の仕組み

モビリティーの“ワクワク”創出、トヨタ紡織が実証する車両の仕組み

鞍ケ池公園を走行する車両に振動や音デバイスを搭載し、新たな移動価値の創出を模索する

トヨタ紡織と愛知県豊田市は、同市の鞍ケ池公園で移動中でも顧客満足度を高めるモビリティーの実証実験を始める。公園内を走行する車両に位置情報取得センサーやスピーカー、振動デバイス付きシートカバーなどを搭載。周辺施設情報の提供や音響と振動が連動したアトラクションを展開する。移動における新たな価値の創出やビジネスを探る。

実証期間は19―22日と26―29日の計8日間。公園の一般利用者が対象。これまで土曜日や日曜日などに走行していた駐車場と公園の中心部を結ぶトヨタ自動車の低速電動モビリティー「APM」にセンサーや音響装置などを設置。音声や振動を利用した子ども向けと、公園内に付随する動物園や植物園を案内する二つのコンテンツを体験できる。利用料金は片道300円(消費税込み)。

トヨタ紡織では自動車向けシートだけでなく、車内空間の価値向上のため音や振動で眠気を抑制する製品などを研究開発している。今回はこれらをエンターテインメント向けに活用する。同社車室空間企画領域の山内克仁主査は「情報を効果的に提供することで、ワクワクを高められる」と期待する。


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日刊工業新聞 2023年05月11日

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