1億200万画素のイメージセンサー採用…富士フイルムが高速連写性能向上のミラーレス投入
富士フイルムは12日、ミラーレスカメラ「GFXシリーズ」のフラッグシップ(旗艦)機「FUJIFILM GFX100 Ⅱ」を28日に発売すると発表した。1億200万画素のイメージセンサーを採用し、最新の高速画像処理エンジンも搭載。高速連写性能を高め、動きがあるスポーツ競技や野生動物を快適に撮影できるようにした。消費税抜きの想定価格は115万5000円前後。当初月産台数は1500台程度を見込む。
「GFX100」の後継機の位置付け。イメージセンサーの読み出し速度を従来機種に搭載しているセンサーと比べ、最大2倍に向上した。1秒間当たりに撮影する静止画の枚数を8コマとする高速連写を実現した。
さらに、GFXシリーズとして初めて8Kの解像度の画像を1秒間で30コマ記録した映像の動画撮影に対応した。静止画での常用ISO感度は80で、明るい環境下でもノイズを減らして撮影できる。
また、多彩な色を再現する「フィルムシミュレーション」に新たな色表現を追加。全20種類から任意の表現を選択できる。
GFXシリーズからの新製品の発売は、約2年ぶり。
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日刊工業新聞 2023年09月13日