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チェキ用フィルム45億円で増強、富士フイルムのイメージング部門が好調だ

チェキ用フィルム45億円で増強、富士フイルムのイメージング部門が好調だ

6月発売の「インスタックス スクエア SQ40」も好評という(富士フイルムHD提供)

富士フイルムは6日、神奈川事業場足柄サイト(神奈川県南足柄市)にインスタントカメラ「インスタックス(チェキ)」用フィルムの生産設備を増強すると発表した。チェキシリーズの需要拡大に伴うフィルムの出荷量の増加に対応する。投資額は約45億円で、生産ラインの増設や建屋の改修などを行う。2024年秋から順次稼働予定。新ラインがフル稼働する25年度には生産能力を現状比約2割向上する計画だ。
包装ラインなど付帯設備の増強も計画する(富士フイルムHD提供)
神奈川事業場足柄サイトでは、86ミリ×54ミリメートルのミニフォーマットや、86ミリ×72ミリメートルのスクエアフォーマット、86ミリ×108ミリメートルのワイドフォーマットのフィルムを生産中。22年にも、神奈川事業場足柄サイトに約20億円を投じてラインを増設した。 富士フイルムホールディングス(HD)は8月、チェキを含むイメージング部門の好調を踏まえ、同部門の24年3月期売上高予想を23年5月公表比100億円増の4300億円に上方修正していた。
日刊工業新聞 2023年09月07日

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