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輸送能力200トン増、東ソー物流の「新エチレン輸送船」の性能

東ソーグループの東ソー物流(山口県周南市、稲毛康二社長)は、新エチレン輸送船「霞陽(かよう)=写真」を完成、運航を始めた。輸送能力は従来比200トン増の1000トンに高めた。既存船舶の老朽化を受け、安全・安定輸送などを継続する目的で更新した。

今回、航海中の映像を撮影して記録や保管ができるライブカメラを搭載し、安全確認ができるシステムを導入した。乗組員の居住環境を改善するため、衛星放送受信設備・インターネット設備を整備した。

エチレン輸送船はガス状のエチレンをマイナス103度まで冷却し、液体で輸送する特殊な船舶。霞陽は輸送能力を増強し、輸送の効率化や環境負荷低減につなげる。

日刊工業新聞 2023年月9月12日

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