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住友商事が水酸化リチウム国内製造へ、豪鉱山社と検討合意

住友商事が水酸化リチウム国内製造へ、豪鉱山社と検討合意

リチウムはEV用リチウムイオン電池の正極材の原料として需要拡大が見込まれる

住友商事は7日、豪州のリチウム鉱山会社ライオンタウンリソーシズとの間で水酸化リチウムの国内製造に向けた共同検討を開始することに合意したと発表した。ライオンタウンが2024年半ばに豪州で供給を始める予定のリチウム精鉱を使って国内で水酸化リチウムを製造し、国内外のリチウムイオン電池(LiB)市場に供給するプロセスを検証する。検討期間は約2年間を予定する。

ライオンタウンは06年設立の鉱山会社で、西オーストラリア州のキャサリンバレー鉱山で24年半ばからリチウム精鉱の供給を開始する見込み。住友商事は国内に水酸化リチウムの生産工場を建設することも含め、サプライチェーン(供給網)の構築を検討する。

リチウムは電気自動車(EV)向けLiBの正極材の原料として需要拡大が見込まれる。国内では豊田通商が22年に国内初の水酸化リチウム工場を福島県に完成させている。

日刊工業新聞 2023年08月08日

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