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日本製鉄が開発、高耐食メッキ鋼板のすごい効果

日本製鉄が開発、高耐食メッキ鋼板のすごい効果

神保町SFIビル(日建設計提供)

日本製鉄は4日、高耐食メッキの鋼板「ZAM」が、日建設計と瀬尾製作所(富山県高岡市)が共同開発した脱炭素型外装システムに採用されたと発表した。第1弾として小学館不動産の神保町SFⅠビル(東京都千代田区)に適用された。

ZAMの採用は、高い耐食性が長期の使用に適し、素材製造時の二酸化炭素(CO2)排出量がアルミなどより低いことで決まった。

同システムは中小ビル向けに、簡易な鋼製パーツをすだれ状に編んだ外皮として設置。日射による屋内への熱負荷を従来比約65%低減し、空調利用などに伴うCO2排出量の削減に寄与するという。

日刊工業新聞 2023年07月05日

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