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減ると皮膚の老化現象を引き起こす成長分化因子、増やすにはハスカップやローズヒップが効く

ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業(横浜市戸塚区、釘丸和也社長)は、皮膚における成長分化因子の一種の「GDF11」が減少すると老化現象を引き起こすことを突き止めた。老化による乾燥やシワ、たるみなどの加齢サインはGDF11の減少が引き金になっているとした。合わせてハスカップエキスやローズヒップエキスがGDF11の発現を増やすことを明らかにした。

皮膚を構成する表皮細胞とメラノサイト、線維芽細胞それぞれのGDF11の発現を人為的に減らすと、保湿やハリに関わる遺伝子の発現が低下。さらにハリの低下をもたらす遺伝子や、シミにつながるメラニン色素の産生量が増えることが分かった。GDF11減少が皮膚老化の引き起こす可能性を示唆していると結論づけた。

また、皮膚の3種細胞に対してハスカップエキスやローズヒップエキスがGDF11の発現を増やす作用があることも発見。皮膚老化の予防につながる可能性があるという。

GDF11減少による変化(イメージ ポーラ化成の発表資料より)
日刊工業新聞 2023年06月28日

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