ニュースイッチ

日野自動車が改良、大型トラック「プロフィア」で初めて商品化した機能

日野自動車が改良、大型トラック「プロフィア」で初めて商品化した機能

一部改良し発売した大型トラック「日野プロフィア」

日野自動車はA09Cエンジンを搭載した大型トラック「日野プロフィア」を一部改良し、発売した。安全運転を支援するレーンキーピングアシスト(LKA)やドライバー異常時対応システム(EDSS)、オートヘッドランプを標準搭載した。荷台の架装など仕様で変わるが、車両総重量25トン級のウイングバン完成車の希望小売価格は約2568万円(消費税込み)。

日野自は、走行車線の左右白線をカメラで検知し、車線を逸脱しそうになると、システムがステアリング操作を電動アシスト制御するLKAを初めて商品化した。EDSSにより、ハンドル手放し運転などドライバーの異常状態を検知すると、車内外に報知しながら制動を開始。LKAも搭載しているため、徐々に速度を落とし白線内を維持しながら車両を停止させられる。

日野自がキャブ(運転台)・シャシーから荷台の架装までを一括して企画し、標準的な仕様で計画生産するメーカー完成車「VQ」のウイングバンも発売した。シャシーと架装の組み合わせパターンが現行比約1・5倍に拡大する。

日刊工業新聞 2023年月4月18日

編集部のおすすめ