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航続距離最大324km、三菱ふそうが投入「小型EVトラック」新モデルの性能

航続距離最大324km、三菱ふそうが投入「小型EVトラック」新モデルの性能

eキャンターの新モデルは電池容量やキャブなどを用途に合わせて選べる(三菱ふそう提供)

三菱ふそうトラック・バスは、小型電気自動車(EV)トラック「eキャンター」の新モデルを発売した。航続距離は最長324キロメートルで、小型EVトラックとしては国内最長クラスを実現した。28種類をラインアップし、最適な車両を選択できる。ラストワンマイル(目的地までの最後の区間)配送だけでなく、特装車などにも活用できる。

車両総重量は、5トン、6トン、7・5トン、8トンの4種類。容量41キロワット時の電池を1―3個積める。航続距離は99キロ―324キロメートル。国土交通省の審査基準に沿って測定した。

価格は仕様によって異なるが、車両総重量5トンクラスで電池を1個搭載したモデルで1400万円程度(消費税込み)、車両総重量8トンクラスで電池を3個搭載したモデルで2000万円程度(同)となる。

日本で2017年に発売したeキャンターの初代モデルは、これまでに欧州、米国、豪州などで展開している。23年3月までに日本で150台程度、海外で400台程度を販売した。

電気小型トラック「eCanter」新型モデル
日刊工業新聞 2023年3月16日

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