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三菱ふそうが小型EVトラックに次世代モデル、航続距離は?

数年以内に発売
三菱ふそうが小型EVトラックに次世代モデル、航続距離は?

三菱ふそうの小型EVトラック「eキャンター」の次世代モデルの試作車

三菱ふそうトラック・バスは、小型電気自動車(EV)トラック「eキャンター」の次世代モデルを数年内に発売する計画を明らかにした。充電1回当たりの航続距離を現行モデルの100キロメートルより伸ばす計画。また車両の総重量などの違いでラインアップ(現在は1種類)を増やし、幅広い顧客ニーズに対応する。発売までに合計100万キロメートル以上のテスト走行を実施する予定。

同日、同社の喜連川研究所(栃木県さくら市)で次世代eキャンターの試作車を初公開した。詳細は非公表としたが、現行モデルと同じ総重量7・5トンと、それより大きい車両と小さい車両を1台ずつの計3タイプを披露した。次世代モデルには外部給電機能や、歩行者の巻き込み防止といった先進運転支援システム(ADAS)を付加する。

三菱ふそうは2017年に国内初の量産型小型EVトラックであるeキャンターを投入。20年には改良モデルを発売した。現時点で世界で350台以上を納車している。

日刊工業新聞 2022年3月16日

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