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日産「エクストレイル」が女性視点の表彰受賞、評価のポイント

日産自動車が相次ぎ表彰を受けた。環境省と日本エコツーリズム協会(東京都品川区)主催の「エコツーリズ大賞(環境大臣賞)」で特別賞を受賞した。また審査員を女性の車ジャーナリストのみで構成する「ウィメンズ・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」では、スポーツ多目的車(SUV)「エクストレイル=写真」が「ベスト・ラージSUV」賞を受賞した。

エコツーリズム大賞では、日産が電気自動車(EV)の普及を通じ、脱炭素、災害対策、環境に配慮した観光など、地域課題の解決を目指す活動「ブルース・スイッチ」が評価された。災害時などに日産の販売店に配備する同社の「リーフ」といったEVを無償で貸し出し、避難所への電力供給などに取り組む。これまでに自治体などとの連携は200件を超える。車産業での同賞受賞は初めて。

エクストレイルは広い室内空間、快適な走行性能、独自のハイブリッド車(HV)技術「eパワー」などが受賞のポイントになった。日産の内田誠社長は「女性のお客さまの声に耳を傾けながらデザインや開発を行った。性能や価値が評価されたことを誇りに思う」とした。


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日刊工業新聞2023年2月27日

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