富士経済（東京都中央区、菊地弘幸社長）は、リハビリテーション関連の２０２５年度の国内市場が２１年度比４７・９％増の１３９億円に拡大するとの予測を公表した。リハビリテーション関連機器・システムの保険加算の検討などが進み、最新機器の導入の追い風になるとみる。また、デジタル変革（ＤＸ）関連技術・製品の発売が活発化すると予想する。

２２年度は同８・５％増の１０２億円を見込む。２０年の診療報酬改定によりリハビリテーションの加算対象が見直され、対象となったロボット製品などの導入が進んでいるほか、コロナ禍で一時縮小した、規模の大きい運動療法リハビリテーション機器の需要が高齢者施設や個人向けで回復しつつあるという。

リハビリテーション関連として運動療法リハビリテーション機器や自立支援型機器・ロボット、移動支援型ロボットなどを対象に調査し、「ＤＸ化が進むリハビリ関連市場の最新トレンド分析と将来予測」にまとめた。