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常石造船がメタノール船受注、初の6.5万トン積み中型バラ積み

常石造船(広島県福山市、奥村幸生社長)は、メタノールを燃料とする中型バラ積み船を受注した。本社がある常石工場で建造し、2025年の完成を予定する。メタノール燃料船の受注は同社にとって2件目、6・5万トン積み中型バラ積み船では同社初となる。

受注したのは載貨重量6万5700トンのバラ積み船で「TESS66エアロライン」と呼ぶ船型のメタノール船(完成予想)。同社では「カムサマックス」に次ぐ主力船型となる。

エンジンは三井E&Sマシナリー(東京都中央区)製。メタノールと重油の二元燃料とすることで、二酸化炭素(CO2)排出量を最大10%低減する。独自開発のメタノールタンクを船尾に配置し貨物積載性能を確保した。船主や受注額、具体的な貨物の種類などは公表していない。

日刊工業新聞 2023年02月16日

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