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東芝が住宅用太陽光発電システム事業から撤退のワケ

東芝は住宅用太陽光発電システム事業から撤退する。2021年春から住宅向け製品の新規販売を終了しており、残るアフターサービス業務を販売施工会社のエクソル(京都市中京区)に売却する。売却額は非公表。3月15日から保守サービスはエクソルが対応する。東芝は今後、メガソ-ラーなどの太陽光発電所の建設から保守まで提供する産業用太陽光発電事業に注力する。ペロブスカイト太陽電池など次世代技術の実用化にも取り組む。

東芝は10年に住宅用太陽光発電システムの販売を始めて、固定価格買い取り制度(FIT)導入に伴う市場拡大で事業を広げた。ただ、多数のメーカーが参入して競争が激化し、21年春から住宅用の新規販売を終了していた。


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日刊工業新聞2023年2月6日

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